札幌市(T様邸)築25年
【使用外装材】ケイミュー(株)セラディール・親水パワーコート16
本体:板木目16 ALボワグリーン CL3802C
部分:クローフ16 ALカバードイエロー CL3792C
施工前(築25年)
既存外壁:窯業サイディング
今回は増築して、片流れ屋根の落雪問題も解決します!!
仮設足場設置・既存外壁 剥し
仮設足場を設置します。
ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛け、既存のサイディングを剥していきます。
既存の外壁材を剥がすとアスファルトフェルト・下地材・断熱材ミラフォームが施工されていました。
出窓まわりの下地が壁内に入り込んだ水分を吸収し腐食しています。腐食部は全て入替えます。
既存下地の状態
既存のアスファルトフェルトを全て剥します。
サッシ・開口部まわりの下地は入替えのため剥します。
増築工事
2階増築部分を造作します。
通気下地施工
開口部・サッシまわりの既存下地を剥し、通気工法で新規下地を施工します。
サッシまわりの下地は壁内の空気の通り道を確保するためサッシ枠、周囲の下地から隙間を空けて取付けています。
出窓部の腐食した下地材は全て撤去入替します。
入替えた下地木材にはシロアリの侵食や腐朽菌による木材の腐食を防止するホウ素系木材保存剤(緑色に着色)を塗布しています。
透湿防水シート施工
開口部・サッシまわりの下地入替後、全面に透湿防水シートを施工します。
透湿防水シートは上下に10cm、左右に15cm重ねて施工します。
透湿防水シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を逃し、外からの水分の浸入を防ぎます。
防水テープ施工
透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに防水気密テープを貼り防水性を高めます。
換気口まわりはシーリング処理を行った上、専用の防水部材の周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。
サイディング施工
サイディングを施工します。
土台水切りの上にスターター金具を水平に取付けます。
スターター金具を水平にサイディング下端部分を乗せ貼り始めを固定し、サイディングを金具留めで貼り上げていきます。
縦目地サッシまわりにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。
角部分には同柄同質のコーナー材を使用し金具留めで取り付けています。
金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。
シーリング施工
縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。
周囲をマスキングテープで養生します。
接着力を強化するプライマーを塗布します。
シーリング材を充填します。
目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面を均します。
シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
シーリング施工・部材取付
マスキングテープを剥し仕上がりです。
サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。
換気口の排気管まわりはシーリングした上で防風防雨型水切り付換気フード「鮮流」を取付け。
排気筒まわりも同様にシーリング仕上。
板金取合い部分シーリング仕上。
車庫部分の基礎工事
車庫の構造躯体
屋根板金工事
下屋根板金工事(片流れ屋根からダクト屋根へ変更)
ルーフィングの施工
増築部分の屋根施工
断熱材ミラフォームの上にルーフィングを施工
破風・笠木の板金仕上げ
屋根板金工事(ダクト管新設)
下屋根をスノーダクト屋根に変更(ダクト管新設)
ダクト管を断熱材で覆います。
下屋根完成
車庫屋根完成
屋根塗装工事
高圧洗浄
シリコン塗装
完成
車庫と家のサイディングを同色にしてスタイリッシュに仕上がりました。