石狩市(I様邸)築32年
【使用外装材】
《本体》ニチハ 株式会社 モエンエクセラード16
ムスターストーン ムスターMGシェルホワイトE EJB6221EK
《部分》ケイミュー 株式会社 ネオロック・光セラ16 セラトピア
シャトレーブリックⅡ QFシャトレチタンレッド NH4743A
施工前(築32年)
既存外壁:窯業系サイディング+金属サイディング(重ね貼り)
仮設足場設置・既存外壁 剥し
仮設足場を設置します。
ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛け、既存の金属サイディングを剥していきます。
金属サイディングの下は新築時の窯業サイディングが施工されています。
1枚づつ剥がしていきます。
既存外壁材の状態
新築時の窯業サイディングは重ね貼りした金属サイディングとの間に隙間が無く、通気が取れていないため激しく腐食しています。
間違った方法で外壁リフォームすると家が傷んでしまいます!
既存下地の状態
さらに下のサイディングを剥すと防水紙のアスファルトフェルトが施工されています。
アスファルトフェルトを剥した壁内既存下地材と外張りの断熱材スタイロホームの状態です。
サッシ・開口部廻りの下地材は通気不良のため湿気水分を吸収し腐食しています。
手で押しただけで崩れてしまいます
既存下地材は通気不良のため湿気水分を吸収し腐食しています。
腐食した下地は全て剥し、新しい下地へ入替えます。
開口部まわりの下地剥し
開口部廻りや、腐食した既存下地も入替えのため剥します。
開口部まわりの下地入替
サッシまわりの下地は壁内の空気の通り道を確保するためサッシ枠、周囲の下地から隙間を空けて取付けています。
入替えた下地木材にはシロアリの侵食や腐朽菌による木材の腐食を防止するホウ素系木材保存剤(緑色に着色)を塗布しています。
透湿防水シート施工
防水テープ施工
開口部・サッシまわりの下地を入替後、全面に透湿防水シートを施工します。
透湿防水シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を逃し、外からの水分の浸入を防ぎます。
透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに防水テープを貼り防水性を高めます。
換気口まわりはシーリング処理を行った上専用の防水部材を取付けその周囲には防水テープを貼付けます。
サイディング施工
新しいサイディングを施工します。まず新規土台水切を取付けその上にスターター金具を取付けます。
スターター金具にサイディング下端部分を乗せ貼り始めを固定し、サイディングを金具留めで貼り上げていきます。
縦目地サッシまわりにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。
金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。
シーリング施工
縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。周囲をマスキングテープで養生します。
まず接着力を強化するプライマーを塗布します。
シーリング材を充填します。
目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面をならします。
シーリング施工・部材取付
マスキングテープを剥し仕上がりです。
換気口の排気管まわりはシーリングした上で防風防雨型水切り付換気フード「鮮流」を取付け。
サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。
シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
玄関ドア工事
既存玄関ドア(Before)
新規玄関ドア(After)
屋根塗装工事
屋根高圧洗浄
板金ハゼ締め
錆止め塗装
シリコン塗装(1回目)
三角出窓屋根 新規板金葺き
シリコン塗装(2回目)
破風の塗装
完成
玄関ドアも新しくなり新築時の輝きを取り戻しました。
積雪寒冷地では、外壁リフォームは通気層が本当に大事です!
壁内結露すると見た目ではわかりにくいですが、外壁の中が腐食してしまいます。
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