札幌市(S様邸)築25年
【使用外装材】旭トステム外装 AT-WALL15P
本体:モダンウッドP
部分: ウッディホワイトP MWP5PWE
施工前(築25年)
既存壁材
サイディング(12mm)
仮設足場設置・既存外壁 剥し
仮設足場を設置します。
ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛け既存サイディングを剥します。
サイディングの下はアスファルトフェルトが施工されています。
既存サイディングは釘を抜きながら剥します。
既存下地の状態
既存のアスファルトフェルトを全て剥した状態です。
既存開口部まわりの下地は入替えのため剥します。
開口部まわり下地施工
サッシまわりの下地を入替えます。
既存の下地を剥します。
サッシまわりの下地は壁内の空気の通り道を確保するためサッシ枠、周囲の下地から隙間を空けて取付けています。
入替えた下地木材には、シロアリの侵食や腐朽菌による木材の腐食を防止するホウ素系木材保存剤(緑色に着色)を塗布しています。
透湿防水シート施工
防水テープ施工
開口部・サッシまわりの下地を入替後、全面に透湿防水シートを施工します。
透湿防水シートは上下に10cm、左右に15㎝重ねて施工します。
透湿防水シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を逃し、外からの水分の浸入を防ぎます。
透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに防水気密テープを貼り防水性を高めます。
換気口まわりはシーリング処理を行った上、専用の防水部材の周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。
サイディング施工
新しいサイディングを施工します。
土台水切りの上にスターター金具を水平に取付け、その上にスターター金具を取付けます。
スターター金具にサイディング下端部分を乗せ貼り始めを固定し、15㎜サイディングを金具留めで貼り上げていきます。
縦目地サッシまわりにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。
金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。
シーリング施工
縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。
周囲をマスキングテープで養生します。
接着力を強化するプライマーを塗布します。
シーリング剤を充填します。
目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面をならします。
マスキングテープを剥し仕上がりです。
シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
シーリング施工・部材取付
マスキングテープを剥し仕上がりです。
サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。
換気口の排気管まわりはシーリングした上で防風防雨型水切り付換気フード「鮮流」を取付け。
排気筒まわりにもシーリング施工
板金との取り合いにもシーリング施工
屋根塗装工事
塗装前屋根の状態
塗装前屋根の状態
高圧洗浄
サビ止め塗装
シリコン塗装
軒天塗装
出窓屋根塗装
破風補修工事
既存破風下地木材は腐食していました。
破風の腐食下地を入替え
板金仕上げ
完成
外見だけでは分からない隠れた腐食部分もしっかりと改修して防水処理、雨漏りの心配なく健康住宅に生まれ変わりました。見た目だけの重ね貼りする外装リフォームと違って壁の下地、屋根板金の下地など含めた外装リフォームで大切なおウチが長持ちします。