札幌市(I様邸)築30年
【使用外装材】ニチハ モエンエクセラード16
コンクリート打ちっ放し16
MGグレーⅡ EPC432F
施工前(築30年)
既存壁材
モルタルの上に金属サイディング重ね貼り
仮設足場設置・既存外壁 剥し
仮設足場を設置し、ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛けます。
重ね貼りの金属サイディングを剥します。
金属サイディングの下にはアスファルトフェルトが施工されています。
既存下地の状態
アスファルトフェルトを全て剥します。
サッシ下の下地材が水分を含み腐食しています。
水分を含んで腐食した下地材は全て剥します。
既存モルタル剥し
既存アスファルトフェルトを全て剥します。
既存モルタル壁を剥します。
サッシ入替・防水テープ施工
断熱樹脂サッシへ入替えます。
サッシ施工後、開口部・サッシまわりに1回目の防水気密テープを貼り水分の浸入を防ぎます。
ハイベストウッド施工
断熱材施工後厚さ9㎜の構造用ハイベストウッドを全面に施工します。
ハベストウッドはN65の釘を使用し柱・土台に100㎜ピッチで施工します。
構造用ハイベストウッドは壁倍率4.0で、耐力壁材として重要な面内せん断力は構造用合板(9㎜)の約2倍の値が得られた高耐震・高耐久壁下地材です。
国産材を使用したハイベストウッドは他の構造材に比べ1/8の以下の膨張率で耐水性に優れています。
ハイベストウッドはシロアリ・腐朽の抗力に優れた木造用耐力面材です。
透湿防水シート・防水テープ施工
ハイベストウッド施工後、全面に透湿防水シートを施工します。
透湿防水シートは上下に10cm、左右に15㎝重ね、角部分では二重に重ねて施工します。
透湿防水シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を逃し、外からの水分の浸入を防ぎます。
透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに2回目の防水気密テープを貼り防水性を高めます。
通気下地施工
透湿防水シートの上から通気構法で通気下地を取付けます。
下地材には木材の保護と蟻の駆除の為、ホウ酸を塗布した下地材を使用します。
サッシ周りでは空気の通り道を確保するためサッシ枠から7㎜・周囲の下地からは10㎜以上の隙間を取って取付けます。
壁内の余分な湿気や水分を逃がし、木材の腐食を防ぎます。
換気口まわりはシーリング処理を行った上、専用の防水部材の周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。
サイディング施工
サイディングを金具留めで施工します。
新規土台水切りを取付けます。
土台水切りの上にスターター金具を水平に取付けます。
スターター金具にサイディング下端部分を乗せ貼り始めを固定し、金具留めで貼り上げていきます。
縦目地サッシまわりにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。
角部分には同柄同質のコーナー材を使用し金具留めで取り付けています。
金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。
コンクリート打ちっ放し風(ニチハ外装材)
シーリング施工
縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。
周囲をマスキングテープで養生します。
接着力を強化するプライマーを塗布します。
シーリング材を充填します。
目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面をならします。
マスキングテープを剥し仕上がりです。
シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
シーリング施工・部材取付
マスキングテープを剥し仕上がりです。
サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。
換気口のまわりも同様に仕上げます。
屋根塗装工事
屋根高圧洗浄
サビ止め塗装
スノーダクト屋根の板金サビ止め塗装
サビ止め塗装後シリコン塗装仕上
シャッター塗装
笠木板金施工
仕上がり
出窓部分塗装
基礎部分塗装
完成
コンクリート打ちっ放し風の外壁材でシンプルで美しい外観になりました。
外壁リフォームは下地が大事です!!見た目だけの外装リフォームではなく、開口部、下地木材、構造用面材、屋根板金まで、すべてを見直して大きな地震が発生しても安心して住めるお家に生まれ変わりました。
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