札幌市(K様邸)築15年
【使用タイル】
藤井建業オリジナルセラミックタイル「FOタイル」
本 体 : FO-102
出窓部 : FO-111
施工前(築15年)
既存壁材
サイディング(18mm)
施工前~足場設置
換気口周りの外壁が壁内の通気不良によって劣化しています。
仮設足場を設置します。
養生ネットを掛け、既存のサイディングを剥します。既存の下地はサッシ枠に突き付けに施工されており、壁内の通気が取れず、壁内の湿気や結露で水分を吸収し腐食しています。
既存外壁の剥し
既存の下地材、スタイロホームを全て剥します。スタイロホームの下は構造パネルが施工されていましたが、壁内結露でパネルは水分を含み常に濡れた状態でカビが発生していました。さらにサッシ周りには防水テープの代わりに、養生テープが施工されており、全く防水効果の無い状態です。
水分を含み、カビが発生していたパネルを剥し新しいパネルに入替えました。
サッシ周りには雨水や湿った空気の浸入を防ぐ1回目の防水気密テープを貼り付けます。確実な防水効果のためテープはサッシ枠に15㎜重ね、下から上へ順に貼り付けていきます。
ケナボードS施工
構造用壁下地材ケナボードSを全面に施工します。
ケナボードSはJIS規格の認定N50釘を使って柱・間柱・土台に10㎝間隔で止めて施工します。
構造用合板の10倍の透湿性で室内側から壁内へ流れ込む湿気を外へ出し、さらに全面に施工することで壁倍率2.8倍で建物全体の強度と耐震性を向させます。
通気シート施工
ケナボードSの上から透湿性に優れた通気シートを全面に施工します。上下に10㎝・左右に15㎝、角部分では二重に重ねて施工します。
通気シートは、室内側から壁内へ流れ込む湿気を外気へ逃しながら、外からの雨水などの浸入を防ぐことができます。
サッシ周りには再度、防水テープを貼り付け、防水性を高めます。
通気構法木下地 取付(快適・健康・通気【KKT】下地)
透湿防水シートの上から通気構法で通気下地を取付けます。壁内の通気を取ることで結露を防ぎ、いつまでも健康で快適な住宅を保ちます。
下地材には24㎜厚・プレーナー加工の乾燥下地材を使用し、JIS規格認定N65釘で取付けます。下地材裏面には75㎜ごと9㎜角の通気のための欠き込みがあるKKT下地を使用します。換気口周りはシーリング処理を行った上、専用の防水部材を取付け周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。
サッシなどの開口部周りでは空気の通り道を確保するため隙間を空けて取付けます。隙間を取ることで壁内の湿気を防ぎ水分を素早く逃がすことで木材の腐食を防ぎます。
ベースサイディング施工
木下地にベースサイディング材(15㎜)を施工します。ベースサイディング(高さ455㎜)縦に4~5箇所釘で留めて貼り上げます。
平滑に近い面を作るため、外壁材は凸凹やジョイント部分の段差が出ないよう裏面貼りで施工します。
縦目地・開口部周りにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぐ鋼板製で樹脂コーティングの目地ジョイナーを使用します。
シーリング施工
ジョイント縦目地や開口部廻り・換気フード周りをシーリングで仕上げます。シーリング充填部分をマスキングテープで養生します。
シーリング充填部分にプライマーを塗布して接着性を向上させてから、シーリング材を充填します。
シーリング施工後ベースサイディングのコーナー部分には防水のジョイントテープを貼付け防水性を高めます。
FOタイル施工1
タイルの割付け基準位置に釘を打ち水糸を張り、水糸に沿ってタイルを施工していきます。ベースサイディングに接着剤を塗ります。くし目コテでくし目をたてて、均一に広げていきます。
コテの平らな部分で押えて平滑に仕上げます。
タイルを割付に従って貼り付けます。タイルは施工したタイル面に接着剤が付着しないよう、上から下に貼っていきます。
FOタイル施工2
接着剤は高性能・弾性一液接着剤、タイルワンボンドを使用します。耐水、耐熱性などの耐久接着性に大変優れた接着剤です。
タイルワンボンドは弾力性型であるため、躯体の変形(振動、温度差による拡張・収縮など)に追従することができ、外部応力の緩衝効果に優れています。
サッシ上下や板金廻りでは縦貼りで周囲の横貼タイルと高さを合わせます。
完成
JACCSリフォームローンWeb Entry System
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