札幌市(K様邸)築20年
【使用タイル】
藤井建業オリジナル
超軽量セラミックタイル「FOタイル」
本体 B-6
正面一部 B-4 縦貼
施工前(築20年)
既存外壁材
12㎜厚 サイディング
施工前の状態
既存外壁のサイディングは、表面塗装の劣化が進行、変色や剥れも見られていました。
裏面バルコニーまわりでは、デッキからの水分をサイディングが吸収、凍害から基材部分の剥離が進行していたほか、換気フードまわりなどでも凍害が進んでいる状態でした。
既存外壁の剥し
仮設足場を設置、既存のサイディングを固定している釘を抜いて1枚ずつ剥しています。
サイディングを剥すと、木下地・防水のためのアスファルトフェルトの状態、既存下地は一部撤去し下地の補修・補強を行います。
通気構法下地施工
下地の補修・補強を行うため既存窓まわり下地は切断して撤去、通気を確保しサッシ四方を囲う形で新規木下地を取付け、透湿防水シートを施工しています。
透湿防水シート施工
透湿防水シートは、室内側から壁内へ流込む湿気を外気へ逃がしながら外からの雨水浸入を防ぎ、建物構造部や断熱材を保護します。
サッシまわりには壁内への雨水や湿気、冷気の浸入を防ぐ防水気密テープを貼り付けています。室内側からの排気ダクトまわりは専用防水部材で密閉しています。
ベースサイディング施工1
下地が仕上がったらFOタイル貼付けの下地となるサイディングを施工、土台水切を取付け、貼り始めます。ベースサイディングは下地に釘留めで施工、強度を高めるため、下地1ヶ所あたりベースサイディング1枚45.5cmの高さに対して5ヶ所留め付けます。
角部分はベースサイディングを端まで伸ばして施工、接合目地部をシーリングしていきます。縦目地、サッシまわりにはシーリング切れを防ぐ目地ジョイナー(不燃鋼板製)を取付けています。
シーリング施工・FOタイル施工養生
ベースサイディング目地やサッシ・フードまわり、角部分の接合目地をシーリングします。排気ダクトとサイディングの接合部はシーリングしタイル施工後に換気フードを取付けていきます。サッシ下には伝い水を防ぐ水切りを取付けています。
タイルの高さ・幅を計算して割付を行い、基準となる位置に釘を打って水糸を張ります。この水糸の水平・垂直を基準にしてタイルを貼付け施工します。
シーリング目地の伸縮からタイルへの影響を抑えるため角部分や縦目地にはジョイントテープを貼り付けています。
FOタイル施工
ベースサイディング表面に接着剤を塗布し、均等の暑さに塗り広げた後表面を平滑に仕上げます。角部分には役物タイルを取付け、基準の水糸に沿って1枚ずつタイルを貼り付けます。サッシ上下はタイルを縦貼りし、周囲の横貼りタイルとの目地を揃えます。
貼付けには耐久接着性に優れた1液型の弾性接着剤を使用、施工後も建物の動きに追従して割れや剥れを防止します。壁面の高さの中間部分は、1階屋根の高さに合わせてタイルを縦貼りに施工しています。
換気口排気ダクトまわりはタイルを切断して貼付け後、換気フードを取り付けます。
完成
使用タイル
藤井建業オリジナル 超軽量セラミックタイル「FOタイル」
本体 B-6 ・ 正面一部 B-4 縦貼