札幌市(T様邸)築30年


【使用タイル】
藤井建業オリジナルセラミックタイル「FOタイル」

FO-104

施工前(築30年)

過去に一度 改修歴があり、既存外壁は12㎜厚サイディングの建物です。

既存外壁の状態

シーリング切れの箇所が見られたほか、サッシからの伝い水や壁内への水分の浸入による凍害も進んできています。


表面塗装の劣化が進行、日当たりの良い南面では色あせも進んでいます。釘頭の色違いも現れています。


コーナー材の角部分や上下ジョイント部からの表面塗装の剥がれが見られています。

既存外壁の剥し

サイディングを剥し、木下地・防水シートの状態。サッシ周りから壁内へ雨水の浸入跡が見られます。


壁内に浸入した水分を木下地が吸収し腐食しています。


既存の下地は防水シート・木下地が施工されているもののサッシ周りの通気確保やフード周りの排気漏れ防止は行われておらず正しい通気構法とはいえない状態でした。

ケナボードS施工

サッシ周りからの水分の浸入を防ぐ防水テープを貼り、ケナボードを施工します。ケナボードは壁倍率2.8倍の強度を持ち、全面に施工することで建物の耐震性が向上します。


さらにケナボードは構造用合板の10倍という高い透湿性で室内側から壁内へ流れ込む湿気を外気へ放出、耐久性を高めます。既存アルミサッシは樹脂サッシへ交換しています。


ケナボードはN50釘を使って留め付け施工を行います。

通気シート施工

ケナボードの上から全面に、透湿防水性に優れた通気シートを施工します。上下10cm、左右15cm重ねて下から上に貼り上げます。


サッシ周りには2回目の防水テープを貼付け、開口部周りの防水性を高めます。


通気シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を外気へ逃がしながら外からの雨水の浸入を防ぎ、建物の構造部や断熱材を保護します。

通気構法木下地(快適・健康・通気【KKT】下地)取付1

通気シートの上から、通気構法で新しい木下地を取付していきます。


サッシ周りの下地は壁内の空気の流れを妨げないよう、サッシや周囲の下地材から7~10㎜の隙間を空けて取り付けます。


KKT下地は24㎜厚プレーナー加工の乾燥材を使用しています。下地木材のひび割れや壁面の波うちを抑え美しく耐久性の高い外壁を維持します。さらに裏面には壁内通気を一層スムーズにするための欠込みをつけています。

通気構法木下地(快適・健康・通気【KKT】下地)取付2

換気フード取り付け箇所周囲には防水テープを貼り、密閉します。換気ダクト周りは専用の防水部材で水の浸入と排気漏れを防いでいます。

壁内の空気の流れをしっかり確保することで湿気や水分を逃がし、結露を抑え、快適で健康的な住宅に仕上げることが出来ます。


通気構法下地の仕上がり状態です。

ベースサイディング施工1

通気土台水切りを水平に取付け、タイルを施工するための下地となる新規ベースサイディングを貼っていきます。


下地1箇所につき、ベースサイディング1枚45.5cmの高さに対して5箇所、釘留めします。


縦目地・サッシ周りにはシーリング切れの原因tなる三面接着を防ぐ目地ジョイナーを使用します。

ベースサイディング施工2

コーナー部分はサイディングを端まで伸ばして施工し、サイディングの接合目地をシーリングしていきます。


小屋裏部分は換気口を空け換気フードを取り付けます。壁内の通気は土台周りから空気を取り込み、小屋裏換気口を通じて外気へ逃がします。


表面の凹凸を極力抑えるため、サイディング裏面をタイル施工面側に向けて貼って行きます。

シーリング施工・FOタイル施工養生

縦目地・サッシ周りにシーリングの接着力を強化するプライマー塗布後、シーリング材を充填、へらで押さえ込みながら表面を仕上げます。


シーリング施工後、目地の伸縮からタイルへの影響を抑えるため縦目地・コーナー部分に防水テープを貼り付けています。


ベースサイディング下端からタイルの高さ・幅を計算して割付を行い、釘を打って印をつけています。この釘に水糸を張り、水平垂直を基準にタイルを施工していきます。

FOタイル施工1

サイディングに接着剤を塗布します。表面に均等に広がるよう、いったんクシメ状に伸ばし、その後表面を平らにならして仕上げます。


割付を行って印をつけた釘に水糸を張り、水糸に合わせ目地位置の基準となるタイルを貼り付け、その後目地幅を調整しながら1枚づつ接着剤に押し付けて貼っていきます。


タイルが貼り上がったら水糸をはずし、清掃を行って仕上げます。

FOタイル施工2

コーナー部分に使用する役物タイルは向きを交互にして割付位置にあわせ、接着剤に貼り付けます。


サッシ上下はタイルを縦貼りにして周囲の横貼りタイルとの高さを合わせます。サッシ左右はタイルを切断して貼り付けます。


接着剤は弾力性のある1液型樹脂系接着剤を使用。施工後も建物の動きに追従しひび割れや剥がれを防ぎます。1㎡あたり2kパック1本~1.5本使用します。

完成

使用タイル:藤井建業オリジナルセラミックタイル 「FOタイル」 FO-104