札幌市(W様邸)築22年
【使用外装材】旭トステム外装株式会社
AT-WALL15P
《本体》フローナP フローナベージュP FLP5JA
《部分》フローナP フローナブラウンP FLP5BA
施工前(築22年)
既存外壁:窯業サイディング
仮設足場設置・既存外壁 剥し
仮設足場を設置し、ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛け、既存外壁材を剥がします。
サイディング下には下地材・通気シートが施工されています。
さらに既存下地材を剥がします。
開口部廻り防水テープ施工
既存通気シートも全て剥します。
壁の中のグラスウール断熱材が見えました。
サッシ枠には水分の浸入を防ぐ1回目の防水テープを施工します。
ハイベストウッド施工
サッシ・開口部まわりには水の浸入を防ぐ1回目の防水テープを施工します。
防水テープ施工後、厚さ9mmの構造用ハイベストウッドを全面に施工します。
構造用ハイベストウッドは壁倍率4.0で、耐力壁材として重要な面内せん断力は構造用合板(9mm)の約2倍の値が得られた高耐震・高耐久壁下地材です。
ハイベストウッドはN65の釘を使用し柱・土台に100mmピッチで施工します。
国産材を使用したハイベストウッドは他の構造材に比べ1/8の以下の膨張率で耐水性に優れています。
透湿防水シート・防水テープ施工
ハイベストウッド施工後、全面に透湿防水シートを施工します。
透湿防水シートは上下に10cm、左右に15cm重ね、角部分では二重に重ねて施工します。
透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに2回目の防水気密テープを貼り防水性を高めます。
換気口まわりはシーリング処理を行った上、専用の防水部材の周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。
KKT通気構法下地施工
下地材には木材の保護と蟻の駆除の為、ホウ酸を塗布した下地材を使用します。
サッシ周りでは空気の通り道を確保するためサッシ枠から7mm・周囲の下地からは10mm以上の隙間を取って取付けます。壁内の余分な湿気や水分を逃がし、木材の腐食を防ぎます。
土台下端から高さ1m程に中間下地を取付けます。
外壁材の荷重を吸収し積雪などの圧力に対応します。
サイディング施工
新しいサイディングを金具留めで施工します。
シーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。
金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。
シーリング施工
縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。
まず周囲をマスキングテープで養生します。
接着力を強化するプライマーを塗布します。
シーリング材を充填します。
目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面をならします。
マスキングテープを剥し仕上がりです。
シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
シーリング施工・部材取付
マスキングテープを剥し仕上がりです。
サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。
換気口の排気管まわりはシーリングした上で防風防雨型水切り付換気フード「鮮流」を取付け。
板金との取り合いもシーリング施工します。
屋根塗装工事
屋根の高圧洗浄
屋根塗装
完成
外壁材を剥がして耐震改修することで、大きな地震が発生しても安心です。
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