
【使用外装材】旭トステム外装 AT-WALL15P
本体:セキボクP セキボクホワイトP SBP5WA
部分:フローナP フローナブラウンP FLP5BA
施工前(築18年)

既存外壁:窯業サイディング
仮設足場設置・既存外壁 剥し

仮設足場を設置します。

ゴミの散乱を防ぐ養生ネットを掛け、既存サイディングを剥していきます。


既存サイディングの下は下地材・断熱材のスタイロホームが施工されています。

既存下地の状態

既存外壁を全て剥した壁内既存下地の状態です。



壁内に入り込んだ水分を吸収し、窓まわりの下地材が腐食しています。


サッシまわりの下地材が腐食しています。

開口部まわり下地施工

サッシまわりの下地を新規に入替えます。

既存の下地材を剥すと防水テープがしっかりと施工されています。
開口部まわり下地施工

サッシまわりの下地を新規に施工します。

サッシまわりの下地は壁内の空気の通り道を確保するためサッシ枠、周囲の下地から隙間を空けて取付けています。

入替えた下地木材にはシロアリの侵食や腐朽菌による木材の腐食を防止するホウ素系木材保存剤(緑色に着色)を塗布しています。

透湿防水シート施工

腐食下地や開口部・サッシまわりの下地を入替後に全面に透湿防水シートを施工します。

透湿防水シートは上下に10cm、左右に15cm重ねて施工します。


透湿防水シートは室内側から壁内へ流れ込む湿気を逃し、外からの水分の浸入を防ぎます。

防水テープ施工

透湿防水シートを施工後、開口部・サッシまわりに防水気密テープを貼り防水性を高めます。


窓上に板金で新規に庇となる屋根を掛けました。

換気口まわりはシーリング処理を行った上、専用の防水部材の周囲には防水テープを貼付け水の浸入を防ぎます。

サイディング施工

新しいサイディングを施工します。

土台水切りの上にスターター金具を水平に取付けサイディング下端部分を乗せ貼り始めを固定し、サイディングを金具留めで貼り上げていきます。


縦目地サッシまわりにはシーリング切れの原因となる三面接着を防ぎ、目地幅を一定に保つため不燃鋼板製のハットジョイナーを使用しています。

角部分には同柄同質のコーナー材を使用し金具留めで取り付けています。

金具留め工法はサイディング表面に釘頭が出ないため美しく仕上り、釘穴からのひび割れや雨水の浸入を防ぎ耐久性も向上します。

近年の窯業サイディングは、昔と比べるとかなり耐久性が良くなっています。
シーリング施工

縦目地や開口部周りをシーリングで仕上げます。
周囲をマスキングテープで養生します。

接着力を強化するプライマーを塗布します。

シーリング材を充填します。

板金との繋ぎ目もしっかりとコーキングしていきます。

目地底まで入り込むよう、へらで押さえ込み表面を均します。

シーリング材は優れた柔軟性で目地切れを防ぎ、変色や汚染の起こらない1成分型ネオウレタンシーリング材オートンサイディングシーラントを使用。
高耐久・高耐候性で長期間性能を維持します。
シーリング施工・部材取付

マスキングテープを剥し仕上がりです。


サッシからの伝い水は外壁の汚れや塗装表面の劣化原因ともなるため水切りを取付け、水切りと壁面の接合部分もシーリングしています。

換気口の排気管まわりはシーリングした上で防風防雨型水切り付換気フード「鮮流」を取付け。

板金取合い部シーリング
屋根塗装工事

既存屋根の状態

部分的にサビが出ています。


サビ落しケレンがけ


高圧洗浄


サビ止め塗装

シリコン塗装仕上り


破風塗装仕上り
ホームタンク塗装工事

サビていたホームタンクも塗装してキレイに仕上げます。

ビフォー

アフター

ビフォー(サビを落として塗装)

アフター
完成

新築時の輝きを取り戻したS様邸、サッシ上に取り付けた庇となる屋根もお洒落ですね。

